ワインド・アップ・レーベルからメジャーデビューを果たしたアルバム『フォールン』は合衆国内で600万枚、全世界では実に1400万枚のセールスを記録し、一躍世界的人気を得たエヴァネッセンスは、メンバー離脱やマネージャー横領問題等困難な局面を乗り越えながら、3年振りとなる2ndスタジオアルバム『ザ・オープン・ドア』を完成させ、2006年10月3日に全米リリース。そして日本においてはそれよりも早い9月27日に先行発売された。
『フォールン』でグラミー賞を勝ち取ったバンドからの2ndアルバムはエイミー・リーの美しいメロディー、心に訴えかける歌詞、刹那なピアノと魅力的なボーカル、テリー・バルサモ の重厚で複雑なギター、ジョンやロッキーの貢献がハードロックとクラッシック・センスを完全なるバンドサウンドとしてみごとに融合させた。
「今回のレコーディングは本当に今までになく激しかった」と、エイミーは語る。
「テリーが2005年10月に卒中を起こしてしまったけど、問題なくプレイできるまで回復をしたし、バンドには新マネージャーのアンディ・ルーリーを迎えたわ。そして私たちは困難な状況を克服していったわ。私たちが一緒に乗り越えてきたことがこのアルバムをより素晴らしいものに仕上げたと思うわ。『フォールン』と共に」、とエイミーが続けます。
バンドは「エヴァネッセンス」としてのアイデンティティーを再定義する間、明確にすべき多くのことがありました。
今回は、作曲過程において重要なパートナーとなったテリーを見いだして、「私たちはは本当にこのアルバムに対して、丁寧にじっくりと時間をかけて、かつ感情のより広がりを表現すべく自由を手に入れたわ。痛みと悲しみだけではなく怒りと、幸せもね。」
昨年後半まで作曲された『ザ・オープン・ドア』はロサンゼルスのレコード・プラントでレコーディングされ、そして2006年3月にオーシャン・ウェイ・スタジオでミキシングされました。
長年の友人であり前作プロデューサーのデイヴ・フォートマンを再びプロデューサーに迎え、このアルバムの音楽的要素に、内省、切望、疑念、自尊と、究極的に権限の楽曲たちにそれ以上の色を与えて、いくつかの楽曲には古典的に満たされたコーラスとストリングスを加えました。
アルバムは別世界的なイントロからハードなギターリフと舞い上がるロックボーカルが頭から急降下する後関係のカタルシス「スイート・サクリファイス」で始まります。
その最初のシングル、ミドルテンポなナンバー「コール・ミー・ホエン・ユア・ソバー(あなたがシラフの時に、電話をしてね)」は機能障害から離れて感動的側面を強めます。
→つづき…